ブルートレイン”北斗星”で函館へ

【さるきまわった時期 2009年12月】

この当時、まだブルートレインが走っていました。今回は、”北斗星”で函館に行った時の記事です。

このときの”北斗星”の列車番号(飛行機の便名みたいなもの)は1番、すなわち定期列車のなかで運行が最優先される栄光の列車でした。

 銀河鉄道999(スリーナイン)同様の栄光の列車ですが今回の旅は、謎の美女メーテルとではなく、カミさんと、その親と、せがれと一緒でした。現実はリアルです。

 今回の旅行は、勤続20年のご褒美にもらえた年休と旅行券と貯めていたマイルを総動員しました。
 旅行代理店で全ての予約も完了し、あとは出発の日を待つだけです。
 ガイドブックを買ったり、持ってゆくものを揃えたりするのも、楽しいものです。

 いよいよ出発の日になりました。

上野駅の13番線で待っていると、”北斗星”がバックで入線してきました。

出発してしばらくすると、車内放送でシャワーや食堂車の利用時間が案内されました。
案内に合わせて食堂車に移動し、旅行代理店であらかじめ予約しておいた夕食をいただきます。

以下は、当時の食堂車の様子です。

北斗星の食堂車はグランシャリオと呼ばれ人気がありました。列車というより飛行機のサービスのようでした。

家内と親は和食を注文していました。

北斗星で出されていた和食の写真です。

私は洋食を注文しましたが。。。。写真は、食べるのに夢中で撮り忘れてしまいました。。残念

グランシャリオで使われていた紙製のコースターです。

食事も終わり、寝台に戻ります。
私の寝台は、1人用個室の2階席です。
家内と息子は1階のツインの部屋です。

寝台特急(ブルートレイン)は、夕方上野を出発して寝ていると翌朝には北海道に着きますので時間を有効に使うことが出来ました。

洗面を済ませてあとは寝るだけ。。。

しかし、車窓からの景色を見たくてほとんど寝ていません。窓の外が雪景色に変わったり、晴れた地方を通過するときは満天の星が列車を追いかけてきます。翌朝、家内も星空がきれいだったと言っていたので、ほとんど寝ていなかったようです。 せっかく綺麗で寝心地がいい寝台があるのに寝るのがもったいないのがブルートレインの旅でした。

”北斗星”は、早朝の函館駅に到着すると、ここまで客車を引っ張ってきた電気機関車が切り離され、今度は進行方向を変えて、ディーゼル機関車に引っ張られて再度札幌を目指して出発して行きました。

私たちは、函館で降りてレンタカーで函館のまちをさるきまわります。

早速早朝から空いている海鮮市場で買い出しと腹ごしらえです。

“ 新鮮だよ〜”とカニの足を丸々一本、魚屋のおじさんからもらって、家内の親は早速、下からかぶりついていました。テレビの食レポでしか見たことがありませんでした。早速、海鮮詰め合わせを買って送り状を記入しています。カニの足の訴求力は強力です。

私と家内はモジモジしていて食べ損ねました。今度、カニカマを垂らして雰囲気だけでも味わいたいと思います。

買い出しが一段落したところで、市場併設の食堂で朝食にしました。

家内が注文した全部入り海鮮丼です。ん〜贅沢!

私は、”ここでしか食べられないもの〜っ”と注文したら。。

イカの活き造り丼。

どうやって食べればいいの?美味いけど、舌とほっぺたに吸盤が〜。

早速、函館を満喫。大大。。大満足です。

あとは、家内とカーナビの言われるがままにレンタカーを走らせました。

ちなみに、レンタカーは、乗用車タイプですが4輪駆動車を選んで正解でした。雪道での使い勝手の良さに感動しました。

しばらく走って、五稜郭に到着しました。

雪の五稜郭は、雪の結晶のような形にみえます。

この美しい造形も、どこから攻められても相手を見逃さないための城郭の機能の一部です。

室内には土方歳三の像がありあす。ハンサムで名高く、シルエットだけでも誰だかわかります。

つぎに、山手の洋館をみてまわりましたが、雪の坂道は家内の両親にはちょっと大変そうでしたので早めに切り上げてホテルに入ることにしました。

ここからは、ホテルでぬくぬくチームと、雪道さるきまわりチームにわかれました。

八幡坂

函館山からの函館 日が暮れて夜景に変わっていきました。

翌日は、帰りの飛行機の時間まで、家内一家とせがれは買い物、またお土産〜? 昼食は無難なレストラン、え〜函館まで来て? というわけで私だけ昼まで別行動となりました。 私は、北島三郎記念館を楽しみ、昼はジンギスカンを堪能しました。別行動大正解! 合流した家内たちも満足の様子。

最後に訪れたのは、”燈台の聖母トラピスト修道院”です。

雪山に閉ざされた修道院のそとには人影は見当たりませんでしたが、修道院で作られたバタークッキーは街のお土産屋さんでも購入できます。

そろそろ、函館空港に向かう時間になりました。飛行機での帰路は、疲れることもなく本当にあっという間でした。

10年以上経った今でも、家内に行きたいところを聞くと”函館”とかえってきます。 函館旅行は成功だったようです。

                     以上

スポンサー広告
>ホームページにもどる

ホームページにもどる