B747のコックピット(操縦席)

【2024年8月】

成田航空博物館でB747のコックピットの写真を撮ってきました。

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747Section(セクション)41

成田航空博物館の ”747Section(セクション)41” という展示には、有料のガイドツアーに参加するとコックピット(操縦席)の中を見学してパイロット席に座って記念写真を撮ることができます。

ガイドさんは色々なことを教えてくれます。

”これが、飛行機のスピードを測るピトー管です”

B747 ジャンボジェット の操縦席

ジャンボジェットのコックピットは2階にあるので、この螺旋階段を登って操縦席に入ります。

展示されているジャンボジェットは最も計器やスイッチが多い時代のもので、行くたびに発見があります。

オーバーヘッドパネル

天井部分のスイッチ類です。

スイッチの向きににも意味があるそうです。前側に倒すスイッチと後ろ側に倒すスイッチがあり、普段触わらないスイッチにはカバーがついています。そのカバーを開ける時も何のスイッチかによって開ける方向がちがっていて間違って操作しなようになっています。

エンジン計器類

ジャンボジェットにはエンジンが4個ついているので、エンジンの計器も4列あります。

エンジン計器の右側のレバーはタイヤを出し入れするレバーです。

手前の電卓のようなものは、自動操縦などのデータをコンピュータに入力するためのキーボードです。

スロットルレバー

エンジンの出力をコントロールするレバーです。ジャンボジェットはエンジンが4個あるのでレバーも4本あります。向こう側に押すとパワーが上がります。離陸の時は一番向こうまで押してフルパワーで上昇します。飛行機が一番かっこいい〜瞬間です。向こうに見える小さめのスロットルレバーそっくりのレバーは着陸したときに使う逆噴射(エンジンブレーキ)レバーです。手前に引っ張り上げると逆噴射します。手前に見える小さめのスロットルレバーの存在は長年の謎でしたが、今回ガイドさんに教えてもらい、その謎が解けました。後述の”航空機関士席”の記事を参照してください。

ちなみにスロットルレバーの右のレバーはフラップ(着陸の低速でも飛行機を浮かびやすくします)、一番左はトリム(飛んでいる時に機体をチョッと上向きか下向きに調整するときに使います)、その横の長いレバー(写真からはみ出している)はスピードブレーキです。飛行機にもブレーキがあって、主翼の上面の板を立ち上げてスピードを落とします。

航空機関士席

この当時のジャンボジェットは、3人のパイロットで操縦していました(今はパイロット2人で操縦できます)。

3人目のパイロットである航空機関士が座ってた操縦席右後ろ(副操縦士の後ろ)の壁の計器類です。

航空機関士は、エンジンや飛行機の状態を監視してベストな状態に保つ仕事でした。

今は、この仕事はコンピューターに任せられるようになったので、航空機関士という仕事は無くなりました。

さて、先ほどの謎のスロットルレバーは、航空機関士用のレバーでした。

離陸の時、スロットルレバーに手を添えて機長のエンジン操作をサポートするために使用していたそうです。

このため、航空機関士の椅子は、右後ろのパネルから、スロットルレバーの後ろまで動かすことができます。

前2人のパイロット(機長と副操縦士)は操縦に集中、エンジンなどの状態は航空機関士が把握していました。

オートパイロットパネル

エンジン計器の上の横長のパネルにはオートパイロットのスイッチ類があります。

オートパイロット中は、このつまみを回すだけで飛行機の方向などを変えることができます。

機長席

左側が機長席です。

副操縦士席

右側が副操縦士席です。

おまけ

パイロット緊急脱出装置

コックピットから滑走路などに直接出ることができます。

先ず、天井のハッチを開けて、そこから。。。

    ワイヤーが繋がったこの棒をしっかり握って地上に降ります。

    ジップラインのような感じ?

                     以上

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