ケルン大聖堂 定時後出発?(ドイツ)

【さるきまわった時期 2014年7月】

7月、ドイツの出張先の工場でがっつり仕事をした日の
定時後、”今からケルンに行くからみんな待ってて〜”
と現地人工場長からのお誘い。
これは例えば、東京で定時までがっつり仕事をしたあと、
”今から鎌倉に行きましょう” に相当するお誘いです。

緯度が高い国では夏は特に日が長いです。
午後8時でも、こんなに明るく普通に時計も読めてしまいます。


さらに、サマータイムの期間は、みんな一斉に時計を
1時間進めます。
すなわち、1時間早く仕事をはじめて、1時間早く
仕事が終わります。

なので、定時後ケルンにGo(鎌倉にGo)ができます。

ホーエンツォレルン橋とは

車をとめた市街からケルン大聖堂に向かう途中のライン川に
かかる”ホーエンツォレルン橋”があります。

フェンスには、色とりどりの南京錠がたくさん
かかっています。
この一つ一つには、永遠に解けませんようにという
恋人たちの願いが込められているそうです。

ライン川を登ってゆく小ぶりの旅客船も優雅に見えます。
この橋から静かに煌めく川や遠くの尖塔を
眺めていると、時間が経つのも忘れてしまいます。

ケルン大聖堂の近くまで来ると、木材や、石を積み上げた
工事中のような道を通りぬけました。
この時は、どうして工事の資材を片付けないんだろう?
と思っていました。
最近、わかったことなのですが、この一角は
ケルン大聖堂を常に修復し続けている職人さんたちの
仕事場が集まった場所だったようです。

ここをぬけると、視界がぱっと開けて荘厳な尖塔が姿を
現します。

到着してまだ日が高い時間帯のケルン大聖堂はこんな感じです。

大聖堂の中や、周辺を散歩して、やや日が傾きかけたころ、
通りのカフェにも灯がともりはじめます。
”皆さんの1週間の苦労をねぎらいに食事に行きましょう”と、
ホスト役の現地工場長。 
このときドイツ駐在日本人Sさんからの耳より情報、
”夕日に照らされたケルン大聖堂は神秘的ですよ”。
”ちょっと待っててください〜” と言って
急いで撮った写真が
フロントページにも掲載しているこの写真です。

動画から広場に吹く風を感じていただけると幸いです。

食事は、ドイツ料理の定番、ソーセージと
ザワークラウト(酢漬けキャベツ)とポテトと、
とびきり美味しいピールです。

工場長の心意気の漫画に出てくるような骨つき肉と、
今回の仕事からの開放感が、味と雰囲気を最高に
高めてくれました。

準備期間から大変な出張も、皆んなの笑顔と共に
この瞬間に全て報われます。

はやくまたこのような日々が戻りますように。

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