チェコ チェスキークルムロフ

ドイツ工場の仕事がおわったら翌週はチェコ工場でお仕事です。
移動手段は、自動車でアウトバーンを丸一日かけます。
今回も運転手はお馴染み現地駐在日本人技術者Sさんです。

余談ですが、この出張中にケルンとベルギーにも行っています。
その様子は、このブログを”さるきまわって”みてください。
すぐ見つかると思います。
移動中も楽しく色々やらかしています。

さて、ドイツ工場とチェコ工場との距離は、結構遠いです。
工場の最寄りの空港でう言うならば、
デュッセルドルフ(ドイツ)からプラハ(チェコ)への移動になります。
自動車での移動が選択肢に入るところがびっくりです。
アウトバーン恐るべし。 

飛行機なら約1時間20分ほどですが、その先の乗り継や、荷物の運搬、
ホテルと工場との移動、最終日の空港への移動を考えると、
結局、”じゃ車で移動しましょうか?” となりました。

今回のドイツ-チェコ出張、日本の地名で例えて言うならばこんな感じでした。。
”今週1週間、東京でのお仕事お疲れ様でした。”
”夏は日が長いので金曜日は仕事が終わったら定時後、鎌倉に行きましょう。”
”土曜日は日光に行ってみませんか?”
”日曜日は自動車で九州に移動しますね”
”来週も1週間、熊本工場でがっり働きましょうね〜”

と、いうわけで話をヨーロッパにもどします。
ドイツの北部からアウトバーンと田園風景の一本道を乗り継いで、
到着したところは、チェコの”バドワイズ”という町です。

”バドワイズ”といえば、やはり気になりますね。。
これ、

チェコは、良質なホップがたくさん採れるそうです。
美味しいはずです。

でも、バドワイザーはアメリカのビールで有名。
なぜ同じ名前のビールがチェコとアメリカにあるのか?

アメリカのバドワイザーは、チェコのバドワイズで飲める
あのおいしービールをアメリカでも作るぞーと言う意気込みで
始めたそうです。それが、大ヒット!
”ちょっと待って、バドワイザーはバドワイズで大切に作り続けた
伝統のビールだから、勝手にバドワイザーと呼ばないで”と、
なりますね。 やっぱり。。。

結論、”チェコ バドワイズ地方では元々あるチェコのバドワイザーをバドワイザーと呼んでよろしい、
しかし、それ以外の場所では、アメリカのバドワイザーをバドワイザーと呼ぶことにする”
一件落着! となったそうです。

なので、上の写真は、バドワイザーにあんなビールができたらいいなー
と思われた方の(チェコの)バドワイザーの写真です。
よく見ると、いつも見慣れたアメリカのバドワイザーとは字体が異なるのが
わかると思います。

チェコのバドワイザーは、”ブデヨビッキ・ブドバー”という名前で世界で広く売られており
日本でも比較的簡単に手に入れることができます。
良質のホップと綺麗な水から作られたすっきりした味のビールです。

チェスキークルムロフ

”1週間お疲れ様でした。では、今から僕の地元 チェスキークルムロフを 案内します!” 

がっつり1週間働いた週末の定時後の”チェコ工場長からのお誘いです。
もう慣れてます。
行くぜ チェスキークルムロフ!

着いたぜチェスキークルムロフ!

目指すぜ、頂上のキャッスルガーデン

お城を登って、登って、

また登って、

ガーデンの入り口に着いたところで時間切れでした。
みんな、早足で頑張ったのにー。

確かに、キャッスルガーデンは、”夏でも19:00までだよ”って
書いてありますね。 会社の定時後に出発なので仕方なし(笑)

気を取り直して、息を整えてお城の中に入ります。

登って降りて、お腹も空いてきたし、喉も渇いたし。。


”こっちのレストランだよ〜”
と、チェコ工場長について行きます。

洞窟ですか?

ここでも、バドワイザー(チェコ製)ビールをいただきます。

宴もたけなわ本場のビールでいい気持ちになり、このグラスが欲しいと
無茶振りをする私。”土産に買って帰りた〜い。どこに売ってるの?”

静かに居なくなるチェコ工場長。

”ずいぶん帰ってこないね?トイレかな?”などと呑気なことを言っていると

店の奥から両手に幾つかのグラスを持ってきた工場長は、わたしと、
同席した日本人スタッフに1個ずつ渡してくれました。

お店の人とずっと交渉してくれていたようです。

このグラスは今も家で大切に保管していて、時々チェコビールを
飲むときに使っています。

自宅で撮影

このときのコースターも数枚いただくことができました。

そういえば、、、ドイツやチェコのビールクラスの縁には次のような横線が
引いてあります。”0,5l”と書いてある上の線です。

”泡ばっかりじゃねーかよ〜”と
トラブルにならないように、”ビールの泡はこの線より上にします”
というお約束の線だとか。これなら誰がみても一目瞭然!

お腹いっぱいになって、レストランをでると、すっかり夜の景色に
なっていました。

お酒も飲まず案内してくれたチェコ工場長は、
”じゃ僕はこちらに帰るから気をつけて帰国してね”と
言って自宅に帰ってゆきました。 

仕事も、おもてなしも、やられたらやり返す!

今度 日本に来た時は、おもてなしの倍返しだ!


*後日、チェコ工場長には、浅草のすき焼き屋で ”ブデヨビッキ・ブドバー” を準備しておいて、
食べてみたいと言っていた しゃぶしゃぶ を倍返ししました。
しゃぶしゃぶを振る舞ったすき焼き屋さんは、21年7月現在、コロナの影響で当面休業とのことです。
気の合う仲間で鍋を囲む日が戻ってくるのが待ち遠しい今日この頃です。

おまけ

【さるきまわった時期 2014年7月頃】

2回目のチェコはカバン持ちでした。よって、今回は自由にさるきまわることはできません。
その代わり、食事はちょっとグレードアップです。
今回は、普通のレストランで 洞窟ではありませんでした(笑)。

チェコ工場長のここ一番のおもてなし、”にく(仮)”が出ました。 
”にく(仮)”の正式な料理名は聞き忘れました(すみません)。
チェコの人がこの写真をみれば、わかるのではないかと思います。
火を通すに時間がかかりそうなので、予約要の”にく(仮)”かもしれません。

どうやって手をつければいいのか?
腕組みしてして思案していると、

”ナイフとフォークで切り分けて食べるんだよ”と、
チェコ工場長が教えてくれました。

今日も1日、カバンとたいこを持って気疲れしたので、
小ぶりだけど清潔なホテルの部屋で寝ます。

チェコは、プライベートでも訪れてみたい場所になりました。

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