【さるきまわった時期 2014年1月頃】
熊本城の武者返し
武者返しとは、次の写真のように、上に行くほど
傾斜が急にそそり立っている石垣のことです。
武者がよじ登っても上の方でポロリと落っこちて
しまいそうです。なので武者返しと呼ばれています。
見ただけで登る気がなくなります。
次の写真は、堅牢な曲輪や武者返しに守られた お殿様の部屋です。
天井の高さと豪華さが部屋の格式を表しています。
次の写真は、と〜ってもえらいお侍の部屋です。
ここからならば、お殿様の顔が見えるかもしれません。
次の写真は普通にえらいお侍さんたちの部屋です。
もはや、お殿様はどこにいらっしゃるのか?
心の眼にて拝謁申し上げ候。
ご存知の通り
2016年4月14日 熊本地震により熊本城も大きな被害を受けました。
それでも、熊本の人たちは必ず復興することを信じて毎日修復工事が
すすめられました。
たくさんの人々の願いと協力と努力のおかげで、地震から5年経った
2021年4月26日 修復がおわった天守閣が、一般公開される予定でしたが、
新型コロナ第4波対策のため一般公開は延期されました。
2021年6月28日、コロナ対策考慮の上、4月から延期になっていた
天守閣の一般公開が始まりました。
詳しくは熊本城公式ページをご覧ください。
↓
https://castle.kumamoto-guide.jp
いずれ必ず復活した熊本城を観に行きたいと思っています。
水前寺公園
【さるきまわった時期 2016年3月頃】
水前寺公園の名前を聞いたことがある方は多いと思います。
阿蘇山の伏流水を湛えた湖を取り囲むように回遊式の庭園が広がっています。
湖面の透明さからも熊本が水の都といわれる理由がみてとれます。
庭園は湖の周りを歩いて一周することができます。
散策しながら景色の変化や庭との一体感をを楽しむのがおすすめです。
歩くのは苦手、たままた暑い日に来ちゃった ”もうすでに汗だく”、
理由はないけど、”のんびりしたい” 方などは、
入り口すぐ近くの”古今伝授の間”という茅葺の建物でお茶とお菓子を楽しみながら
縁側から庭園を眺めることもできます。
古今伝授の間は、京都御所から移築された由緒のある建物です。
学生時代を省みる
熊本に住んでいた学生時代は、”いつでも行けるから”と思っていた結果、
一度も水前寺公園に行ったことがなく、就職して関東に出てから初めて訪れた次第です。
こんなに熊本の中心地から近く、市電に乗ればすぐに来ることができることも知らず、
何をやってたんだ若い頃のオレ。
四畳半一間で、こたつと万年床がくっついたパラダイスの住人でした。
大学は思いのほか厳しく、ストレートで卒業できるのは学年の半分だったり、
ある科目の講義では最初からシュレディンガー方程式が出てきて初日の講義で
永年方程式までいったときには心が折れました。
定期試験の過去問題を集めてみんなに回覧してくれたM君、今でも感謝しています。
学生時代に学んだことは、友達のありがたさと、いずれなんとかなるということ。
そのころ好きだったものは今でも好きだし、
歳を重ねてから好きになったものが増えてゆくのは幸せです。
水前寺公園はこれからも行けるし、東京には永青文庫もあるので。
寒いとか暑いとか忙しいとかは、ひとまずおいておいて、近場を探索するのも大切と思ようになりました。