京都で舞妓さん はどこに行ったら見られる?

京都といえば舞妓さんですが、そもそも舞妓さんとは何者?
サラリーマンなのでお座敷は一生縁がなさそうだし。

当然、私もお座敷などは一度も経験したことがなく、きっとこれからもないと思います。

しかし、年に数回、舞妓さんたちが日頃の踊りの成果を披露するステージが開催されており
チケットを購入して、観覧することができます。

舞妓さんとは、一人前の芸妓さんになるために勉強中の
芸妓見習いさんのことです。
見習いと言っても、そこらの見習いではありません。
お客様をもてなす十分な技量を備えていて
経験が足りない分は若さと一生懸命さで乗り切ります。
私は新人CAさんの雰囲気を感じます。

どちらも華やかな接客のイメージですが、
CAさんは客室で乗客の安全を守る保安要員です。
舞妓さんは、京都の伝統と芸能の継承者といえるかもしれません。
以前、テレビ番組で、舞妓さんと若い力士さんが対談している番組があり、
どちらも住み込みで厳しい稽古に耐えながら伝統を継承している点で共感していました。
なるほど。。。。

舞妓さんが活躍する映画は、
” 舞妓はレディー “
を思い出します。

私は、直接舞妓さんとお話をした記憶は? 高校の修学旅行のイベントであったかな?

実家を片付けていたときに、舞妓さんとその他大勢で一緒に写ったそのときの写真が出てきたのですが、
ガキだったので何を話したか忘れてしまいました。すみません。

時は流れ、ガキもいいオッサンになり、東京で同窓会をしたときのはなしです。
同級生の一人(女子)が、偉い人のおつきで京都のお座敷に行ったことが
あったそうです。その時、舞妓さんとこんな会話をしたそうです。

同級生: ”お座敷にはいろいろなお客さんが来て大変ですね”
”お好みのお客さんとかありますか?”

舞妓さん:”みさんいいお客さんばかりどす”
”ネクタイをきちっと締められて、その上から
会社の作業着を羽織られている方は、安心できるお客様が
多いのではないかと思います”

そういえば、以前、海外の人たちを日本に招いて、とある大会を開催した時、
私たち主催者もワイシャツ+ネクタイに作業着のいでたちでした。

特に海外から始めて日本に来る方々は、右も左もわからず、
ましてや、どの人が主催者か見分けるのは難しいと思います。

それなので、簡単に見分けがつく会社の作業着をはおるということに
なります。

お座敷でも、馴染みのお客様でないと、その方の好みもわからないので、
作業着を羽織った主催者が頼りになるということなのではないかと(勝手に)おもっています。

”舞妓さん、ワタシに、マカセナサ〜イ! ふご〜(豚鼻)”

すみません。コーフンしてしまいました。

舞妓さんを卒業した芸妓さんクラスになると、
任せて安心。作業着さんが出る幕はないかもしれません。


大店の旦那ではないので、どこに行けば舞妓さんがみられるの?


私はお座敷ではなく”をどり”を鑑賞しています。
いわゆる冒頭で述べた 踊りの成果披露ステージです。


私のきっかけは、出張や私用で京都に行く度に鴨川を見ながら
美味しい日本酒が飲めるお気に入り店があったのですが、
そこが先斗町の一角であることを、後で知りました。
多少値段は高いですが、花街には味と雰囲気を
楽しめるお店がいくつもあるようです。
予約をとって、お気に入りの人と食事とお酒を
楽しむのも良いかと思います。

私が、初めて行った”をどり”は、祇園甲部の”都をどり”でした。
チケットの買い方も、お作法も全くわからないので、
とりあえずインターネットでツアーを探しました。 
現地集合で、都をどりのチケットとお昼ご飯がついたコースに参加しました。。。

これで、一気に花街との距離が縮まりました。。。のかな?
さすがにお座敷をあげてというのはできませんが、
このツアーのおかげで、美味しい京都の季節の料理を味わい
華やかな”をどり”を鑑賞することが、手が届く範囲の贅沢になりました。


以下、この記事の”をどり”や京都5花街については、
” おおきに財団 “
のホームページを参考にしています。

おおきに財団
  ↓

https://www.ookinizaidan.com

京都には有名な花街が5つあり、どこも個性的なので
何度も行きたくなるようなお気に入りの場所がみつかるかもしれません。

京都5花街と、”をどり” とは

京都5花街とは、
上七軒(かみしちけん)
祇園甲部(ぎおんこうぶ)
祇園東(ぎおんひがし)
先斗町(ぽんとちょう)
宮川町(みやがわちょう)
です。

   *あいうえお順です。

祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町は、
京都の繁華街、河原町から歩いて行くことができます。
鴨川の河原沿いに先斗町と宮川町、
四条大橋を渡って、八坂神社の手前に
祇園甲部と祇園東があります。

上七軒は、京都の北西部、
菅原道真をまつる、北野天満宮のすぐ東に位置します。

それぞれの花街には舞妓さんや芸妓さんが、演舞を練習したり披露する
歌舞練場とよばれる和風のシアターがあります。

前出の”をどり”とは、春に歌舞練場で披露される華やかな
演舞の披露会です。祇園東の祇園をどりだけは秋に開催される
ようです。

5花街のおどりの名称は次の通りです。

上七軒;北野をどり
祇園甲部;都をどり
祇園東;祇園をどり
先斗町;鴨川をどり
宮川町;京おどり

舞の流派や、演目の趣向もそれぞれに個性的です。


上七軒(かみしちけん)


祇園甲部(ぎおんこうぶ) 

祇園東(ぎおんひがし)  

先斗町(ぽんとちょう) 

宮川町(みやがわちょう) 

ここ数年は、をどり開催日に急用がはいったりして京都を
訪れることができていません。

そうこうしているうちにコロナ騒ぎ。

桜の時期は多くの人で賑わう花街も いまは、静かだと思います。

ぜひまた、華やかな着物と舞が観られる ”をどり”に
行くことができることを楽しみにしています。

いつまでも変わらないものと常に新し発見に出会うことができる京都を
さるきまわれる日がはやく戻ってきますように。


(ミニ情報2022年7月31追記)

例年春に開催されていて、しばらくお休みしていた

上七軒の「北野をどり」は、今年2022年は秋に開催される予定です。

2022年10月8日(土)〜10月22日(土)

開演時間 午後2時/午後4時半(全日2回公演)

観覧料金 税込 5500円

場所 上七軒歌舞練場

             以上




スポンサー広告
>ホームページにもどる

ホームページにもどる